涸沢カールの燃えるようなナナカマドの紅葉をあとにして、後、700mを登らねば穂高岳山荘に着きません。名残惜しみながら、スタートです。
がれ場の石の間に咲くイワツメクサもう、今年の最終のお花でしょう。 赤い実が2つずつ付いている、「オオヒョウタンボク」です。 もうそろそろ、森林限界で木もありません。穂高連峰が目の前に聳え立っています 「イワギキョウ」が、ここだけ咲いていましたのに、疲れたのでしょうか、ぶれています。 見苦しくて残念ですが、記念にUPしました。 さきほどの涸沢ヒュッテは、あんな下に・・・もう、テントを張っていますね。 3時をまわっています。あと1時間余り、一頑張りです。 石ばかりの急峻な登りで、さすがに、撮影もわすれて、足をすべらせば、石が転がり後続の人に迷惑がかかりますので、無我夢中で登りました。 ここは、標高3,000mの「穂高岳山荘」に着きました。 いま、午後4時10分です。ここまで,徳沢園から、9時間余かかりました。 標高差1500mを登ってきました。初めての体験です。 涸沢岳から写しています。手前の岩石は涸沢岳、向こうの岩石は、奥穂高岳です。両方の山の 鞍部に建っています。勿論、両サイドは、絶壁です。 これが、あのとんがりの涸沢岳3.110mです。 こちらが、奥穂高岳3,190mの堂々たる姿です。これはその1部で、これを超えて奥に 頂上があります。もう4時20分です。明日、これをのぼりますが、心細いですぅ。 前穂高岳が目線で見られるなんて、また、3,000m級と2、000m級の山の厳しさの違いを十分に堪能出来ました。 穂高岳山荘からの夕日です、美しい山容の「笠が岳」が夕日に浮かび上がっています。 なんだか、上の黒雲が気になります。 夜、8時ごろから、風雨が強くなり、ガラス窓をたたく風の音が強くなってきました。 翌朝、強風とガスで登山は、断念、80人ほどの殆どの登山者は、風雨の中を6時半ごろから下山をはじめました。 私たちも7時過ぎ、残念ながら下山です。今朝の穂高岳山荘の前です。 それにしても、山のお天気の変わりようの凄さを実感しました。 風雨の中、1歩、1歩、風に叩きつけられ濡れながら、黙々と標高3,000mからの下り坂を降りました。 雪渓が残っていましたので、ナナカマドの雫を記念に写しました。 昨日の文句なしの晴天に感謝しながら、いい登山を楽しめた幸せをかみ締めています。 終わります。
by paints3
| 2005-10-07 20:08
| 涸沢カールの紅葉と奥穂高岳
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